考え方

価値観の違い


価値観の違う相手を無理に
説得しようとすると

えっ? 私が
メンドクサイの?

こんな感じによくなります

価値観の違いは「違い」であって
「良し悪し」ではありませんから

正しい or 間違ってる

これで議論をはじめると

お互い嫌な気持ちになるだけで
全く折り合えません

例えば こんなケース
「あなたはどっちでしょう?」

毎朝 奥さんが
朝食を準備しています

旦那さん や 息子さん は
いつも決まった時間に起きず

なかなか食卓が揃いません

奥さんは 時間を合わせて
温度があるものを用意するし

バラバラに摂る朝食も嫌だから
できれば揃って欲しい・・・

そこで奥さんは伝えます

「ちゃんと起きてよ」
「朝食を揃えたいのよ」

これに対して
旦那さんの意見は こうでした

「朝食は揃わないとダメなの?」
「バラバラで食べれば良くない?」


さて あなたは
どっちのタイプですか?

ちなみに 私は「奥さん派」です

なので 旦那さんの意見に対して

起きる努力をすれば良くない?

朝食バラバラ事件よりも
起きないことを優先するの?

用意してくれてる奥さんが
そうしたいなら そうしようよ!

みたいな感じの
どれかを伝えると思います

はい。ここですね。

旦那さんからすれば
「メンドクセーなコイツ」です

当たり前ですが
旦那さんの意見も間違っていません

バラバラに食べれば効率的ですし

揃わないことにイライラしないので
奥さんも含めストレスは軽減します

誰かが遅れるたびに「ごめん」から
はじまる食卓にもならないでしょうし

コーヒーや汁物も自分で
淹れれば(温めれば)問題ありません

そう これが 価値観の違い です

毎朝 一人 起きて全てをこなす
奥さんの気持ちや労を思い

奥さんがそう望むのであれば
みんなでそうしようよ!

「起きないこと」を優先して
奥さんの頼みを拒否するのは違う!

それに対して

非効率だし奥さん自身も
揃えることでストレスになる

みんなもプレッシャーだろうし
家でも朝礼みたいでキツイ!

朝くらい自分のペースで準備したい!

という主張ですね

どちらも本当に
理解できますが真逆です

この姿勢のまま
ぶつかるとこうなります

まず奥さんが

「ちゃんと起きれば良いだけでしょ!」
「なんで起きるよりバラバラを選ぶの?」

それに対して旦那さん

「自分(奥)もストレスになってるやん?」
「非効率なだけやん!」

すると奥さんは

私は 毎朝 何時に起きて いくつ
お弁当と朝食をつくってるか分かる?

あなたの効率的は
私の非効率で成り立ってるのよ!

ちょっと早く起きるだけでしょ?

負けずに旦那さんは

こっちも家族のために働いて
時間を使っているだろう!

すかさず奥さんは

じゃあ あなたは結婚してなければ
働いてないの?

独身でも同じ会社で働いてるし
変わらず飲みに行くんじゃないの?

私は結婚したことによって
やることなすこと全て
日常が変わったのよ!

そもそも私だってパートしてるし!

ただ「朝食を揃って食べよ」
「ちょっと早く起きてね」って
お願いしてるだけでしょ?

どうしても引けない旦那さんは

「だけ」じゃないねん!
その「揃って」が
プレッシャーやねん!
家でも朝礼か!

少し「劇場」を やり過ぎた感は
否めませんが

ヒートアップするなら
これくらい普通に
起こり得るレベルです

まさに 恐るべき 価値観の違い です

「みんなで朝食を囲みたい」

そんな ささやかで幸せな願いすら
あわや 大惨事に至ります

奥さんは
「気持ち」や「朝食をみんなで囲む」
そこに価値をおいています

一方 旦那さんは

「自由」や「効率」を優先して
自分のペースで調整を取りたい
価値観を強要されたくない!

ここを重視します

何度も言いますが
どちらも間違っていません

価値観の違い です

だから 決して
正しい or 間違っている

これで議論をしてはダメ

そして 価値観なので 決して
「本音」で交わることはありません

だから 相手がもし

価値観が違う人で
引くもんか!の姿勢で来るなら

さっさと 折れましょう!

先程の例を使えば
私は「奥さんタイプ」なので

旦那さんに対して

「そっか!そだね!そうしよう!」
「それぞれでイイよね!」

「じゃーコーヒーは自分でお願いね」
「食器もちゃんと流しにね」

これで完了させます

例え 論破できて
朝食を揃えられても

相手は腹の中では納得していないので
必ずそれは違う形で表面化します


ならば ここはグッと耐えて

論争の勝ち負けよりも
「話を進める」ことを優先して
気持ちよく出かけましょう

きっと何も知らない旦那さんは
「俺たちって相性 完ぺきだね」

などと巨大な勘違いをするでしょうが
それも愛です

カラクリを理解している方が
大人になりましょう

どちらの意見も間違っていません

ただ私は奥さん派なので
旦那さんに言いたいのは

「ごめんね」
「起きるようにするね」
「いつも ありがとう」

これで良くないか?

この一言を ここに置く辺りが
はい。私は メンドクサイやつですね

あと このテーマを通じて
もう一つ伝えたいことがあります

それは

自分とは違う意見も
一度 肯定しながら考えてみる


これを オススメ します

上の例なら
奥さん と 旦那さん

それぞれの立場になって
考えてみる

政治であれば
リベラル派 と 保守派

自分とは反対意見側に立って
(あえて肯定しながら)
一度 考えてみる


これをしようと思えば

まず相手の話を
シッカリ聞く必要があるので

「頭ごなしの否定」がなくなります

そして

相手の言い分も理解できるから
発言 態度 が変わります

その上で

少し価値観は違うけど
まあどっちでも良いかな?

くらいのことであれば
譲ってあげましょう!

そもそも大事なのは

個人の勝ち負けよりも
「話を前に進めること」

話を進めることを
優先的に考えられる人と

価値観が違うたびに
攻撃的に反論する人では

関係する人からの印象も
大きく変わります

みんな そういう人が 大好きです

大嫌いなのは
論破したり マウントを取る人

なので

どっちでも良いような価値観を
言い争ってまで押し通さずに

ちっぽけな負けん気と一緒に
さっと捨てちゃった方が

断然 お得じゃないですか?

という個人的な意見でした

それでは また ^^




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